熊本震災支援 健康チェック・県構想段階で支援活動を
九州・沖縄、中国・四国ブロックの医療生協では、熊本地震で被災復興にがんばっている「生協くまもとコープ春日」で健康チェック・健康相談会を行いました。
生協くまもとコープ春日店で健康チェックを
熊本地震災害後の4月〜5月までに宮崎医療生協は、医師・看護師・事務・リハリ・介護スタッフを現地に派遣し、民医連加盟のくわみず病院や介護事業所などへ医療支援と益城町などの地域訪問を行いました。医療福祉生協連は日本生協連と連携をとり、4月末より熊本市西区にある「生協くまもとコープ春日店」で健康チェック・健康相談会を行いました。
「生協くまもとコープ春日店」は、この度の地震で店舗の商品が落下し散乱、ガラスや壁が多数破損するなどの被害を受けましたが、震災直後店先でパンや飲料水などの無料配布を行いました。
各医療生協から支援の輪
九州・沖縄、中国・四国ブロックの医療生協のスタッフは4月下旬~5月の毎週金曜日と6月は隔週金曜日に、宮崎医療生協からは5月20・27日と6月3~4
日、長友則子介護部長をはじめ看護師と組織部の計5名が交代で血圧や血管年齢、足指力などを測定。毎回各医療生協から医師や看護師を含め、十数名の職員が参加しました。
組合員さんからいろいろな声をいただきました
健康チェックを受けた組合員さんは「夜が怖い、少しでも揺れると飛び起きる」「いつもより近ごろ血圧が高くなった」「片づけで疲れている」「地震で家具が倒れ、手足にけがをした」など話されていましたが、明るく見える方も色々な悩みや問題を抱えているようでした。また「遠い所から来てくれて、健康チェックをしてもらって本当にありがたい」とお礼の言葉も頂き、職員が元気をもらいました。6月までに6回で延べ約580名の組合員さんが健康チェックを受けました。
益城町にある「生協くまもと」の事務所では、1回目の地震から破損した商品の片付けに追われ徹夜する日々が続きました。今も避難所生活や車中泊をする職員も多く、6月4日に「生協くまもと」事務所の職員やその家族、地域住民147名を対象に各医療生協の職員15名が健康相談会と健康チェックを行いました。また気軽に相談できる場として『ミニ健康講話(ストレスとの向き合い方・どこでもできる運動など)』を設け、現在抱えている不安やストレス、疲労などを専門家に相談していました。 医療と福祉、介護分野から被災地の方に寄り添い、健康状態や要求をしっかりとつかみながら、長期の支援を継続させていく必要があります。